ネットショップを始める際、「BASEとSTORESどっちがいいの?」と迷う方は多いのではないでしょうか。
特に気になるのが手数料の違いです。同じ1万円の売上でも、利用するサービスによって実際に手元に残る金額は変わります。
この記事では、BASEとSTORESの手数料を比較し、1万円売った場合にいくら残るのか、また月商がどのくらいあればBASEがお得になるのかを具体的に計算しました。結論から知りたい方のために、先に1万円の比較結果もお伝えしています。
これからネットショップを始める方や、どのサービスを選ぶべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
BASEとSTORESどっちが得?結論から解説
ネットショップ運営において、売上から引かれる「手数料」は利益に直結する死活問題です。まずは、誰もが気になる「結局どっちが安いの?」という結論からお伝えします。
1万円売るといくら残る?比較結果
結論から言うと、1万円の商品が1個売れた場合、手元に残る金額(利益)が多いのはSTORESです。
まずは、もっとも一般的な「無料プラン」同士で、商品価格10,000円(送料込・ネットショップ+クレカ決済での販売例)を売り上げた際のシミュレーションを見てみましょう。
- STORES(フリープラン): 手元に 9,175円 残る
- BASE(スタンダードプラン): 手元に 8,550円 残る
結論:STORESの方が約600円多く残る
上記の通り、1万円の売上に対して約600円もの差が生まれます。
この差は、単純な「決済手数料」のパーセンテージの違いだけではなく、BASE特有の「サービス利用料」という仕組みが影響しています。月間の売上が増えれば増えるほど、この数百円の差が積み重なり、数千円、数万円の大きな差となって現れてきます。
ただし条件によって逆転するケースもある
「じゃあ、絶対にSTORESの方がお得なんだね」と思われがちですが、実はそうとも言い切れません。
- 大規模な売上がある場合: 両社とも「有料プラン」を用意しており、月額費用を払うことで決済手数料を安く抑えられます。
- 集客力を重視する場合: BASEは独自のアプリを通じた集客力があり、場合によっては広告費をかけずに売れる可能性があるため、「手数料を払ってでも売上を立てやすい」という側面があります。
BASEとSTORESの手数料をわかりやすく比較
なぜこれほど差が出るのか、それぞれのサービスの手数料体系を深掘りしてみましょう。
BASEの手数料(決済・サービス料)

BASEのスタンダードプラン(無料)は、商品が売れた際に2種類の手数料が発生するのが特徴です。
- BASEかんたん決済手数料:3.6% + 40円
- サービス利用料:3%
つまり、合計で「6.6% + 40円」が売上から差し引かれます。さらに、振込申請時には「振込手数料(一律250円)」と「事務手数料(2万円未満は500円)」がかかる点も注意が必要です。
BASEの手数料については、こちらでも実際の手取りを詳しく計算しています。
BASEの手数料はいくら?1万円売るといくら残る?
STORESの手数料(決済・月額プラン)

対して、STORESのフリープランは非常にシンプルです。
- 決済手数料: 5.5%
これだけです。BASEのような「+40円」や「サービス利用料3%」は存在しません。振込手数料は275円(1万円以上の振込時)となっており、全体的にコスト構造がスリムです。
STORESの手数料は、実際にいくら残るのかこちらでも詳しく解説しています。
STORESの手数料はいくら?1万円売るといくら残るのか
手数料の仕組みの違いを簡単に解説
| 項目 | BASE(スタンダード) | STORES(フリー) |
|---|---|---|
| 初期費用 | 0円 | 0円 |
| 月額費用 | 0円 | 0円 |
| 合計手数料 | 6.6% + 40円 | 5.5% |
| サービス利用料 | 3% | ー |
| 事務手数料 ※振込申請額が2万円未満 | 500円 | ー |
| 振込手数料(1回) | 250円 | 275円 |
| 1万円を販売した際の残金 ※ネットショップ+クレカ決済 | 10,000-700+750 =8,550円 | 10,000-550+275 =9,175円 |
BASEは「売れるたびに40円」かかるため、客単価が低い(例:500円のステッカーなど)商品を大量に売る場合は、より手数料率が高くなってしまいます。
1万円売った場合のシミュレーション比較
それでは、実際に1万円(送料込)の商品が売れた際の計算式を詳しく見ていきましょう。
BASEで1万円売った場合の手取り
BASEの計算式は以下の通りです。
- 決済手数料: 10,000円 × 3.6% + 40 = 400円
- サービス利用料: 10,000円 × 3% = 300円
- 合計手数料: 700円
- 振込時の費用: 振込手数料250円 + 事務手数料500円 = 750円
1回のみの販売で即振込申請をすると仮定すると、手元に残るのは 8,550円まで下がります。 (※振込手数料を除いた「売上残高」ベースでは 9,300円 ですが、ここからさらに決済手数料・サービス料が引かれた実質利益は 8,550円となります)
STORESで1万円売った場合の手取り
STORESの計算式は非常にスッキリしています。
- 決済手数料: 10,000円 × 5.5% = 550円
- 振込時の費用: 振込手数料275円
1回のみの販売で振込申請をした場合、手元に残るのは 9,175円です。(※振込手数料を除いた「売上残高」ベースでは 9,450円です)
なぜ約600円の差が出るのか
理由は明確で、BASEは「決済手数料+サービス料」で計6.6%かかるのに対し、STORESは5.5%で済むのと、BASEは務手数料が加算されるためです。
さらに、BASEの「1決済ごとにプラス40円」という固定費が地味に効いてきます。 「たった1.6%+40円の差」と思うかもしれませんが、商売において利益率が1.6%以上変わるというのは、経営を左右する大きな違いです。
ただし、かなり売上金額が大きくなるとBASEのグロースプランが手数料を下げてくれます。
思ったよりハードルが高い?実際はほとんどの人がSTORESが安い
BASEとSTORESの有料プランを比較すると、「売上が増えたらどちらが安くなるのか?」も気になるポイントです。
結論から言うと、STORESスタンダードプランとBASEグロースプランを比較した場合、BASEの方が安くなるのはかなり売上が伸びてからになります。
■ 損益分岐点(年払いの場合)
BASEグロース(月額16,580円)
STORESスタンダード(月額3,300円)
→ 月額差:13,280円
決済手数料の差は約0.7%(BASEの方が安い)なので、
13,280 ÷ 0.007 ≈ 約190万円
結論:多くの個人ショップ(〜月商100万円程度)では、STORESの方がコストは安くなります。
ただし、それを超える規模になると、BASEグロースプランの方が手数料面で有利になる可能性があります。
このことから、
・小規模〜中規模(〜100万円程度) → STORES有利
・大規模(200万円以上) → BASEが有利になる可能性あり
という構造になっています。
つまり、BASEグロースプランは月商50万円以上のショップ向けプランとされていますがそれはあくまでBASEスタンダードプランとの比較なんですね!
BASEとSTORESどちらを選ぶべき?向いている人
手数料だけを見ればSTORESが圧倒的に有利に見えますが、ネットショップ運営は「安さ」だけで選ぶと失敗することもあります。
BASEが向いている人
- 集客に自信がない初心者:1600万ユーザーが利用するPay IDアプリからの流入が期待できます。(ただし、何もせずとも集客できるようなアプリではありませんのでご注意ください。)
- BASEの仕組みが好きな人: 一度慣れた仕組みがあれば、他に乗り換えするのが面倒だ、と感じる人がいます。
- 拡張機能(Apps)を使いたい: 抽選販売、予約販売、デジタルコンテンツ販売など、やりたいことに合わせた機能追加が非常にスムーズです。
STORESが向いている人
- 少しでも利益を残したい: 手数料の安さは、長期的に見て最大の武器になります。また決済端末を使った安い手数料設定もあります。
- 予約を必要とする: 本格稼働では別料金になりますが、STORES予約は便利なツールとなり得ます。
- 実店舗との在庫連携をしたい:POSレジとの連携が非常に優秀で、実店舗とネットショップの両方を運営する方に最適です。
初心者におすすめなのはどっち?
「まだ何も決まっていないけれど、とりあえず始めてみたい」という完全な初心者なら、BASEをおすすめします。 理由は、「管理画面の使いやすさ」と「売るための仕組み」が初心者向けにパッケージ化されているからです。まずはBASEで「売れる体験」をし、売上が安定してきたら手数料の安いSTORESや、BASEの有料プラン(グロースプラン)を検討するのが王道ルートと言えます。
BASEとSTORESの違いまとめ|迷ったらどっちを選ぶ?
最後に、ここまでの内容をまとめます。
とにかく簡単に始めたいなら
BASEを選びましょう。
「ショップを開設したけれど、誰にも見てもらえない」という初心者が陥りがちな悩みを、BASEの集客支援ツールやアプリが解決してくれる可能性があるからです。
手数料を重視するなら
迷わずSTORESです。
1万円売るごとに約600円、10万円売れば約6,000円の差が出ます。この浮いたお金を梱包資材のアップグレードや、SNS広告費に回したほうが効率的だと考えることもできます。
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最後にもう一度結論
小規模のお店で売った時の「手残り」を優先するならSTORES。
「売るためのサポート機能」を優先するならBASE。
まずは両方のサービスに無料で登録してみて、実際に商品を登録する画面を触ってみてください。「自分にとってどっちが使いやすいか」という直感も、長く運営を続ける上では手数料と同じくらい大切な要素ですよ。
まずは無料で試してみるのが一番早いです👇
