ネットショップを始めたいけれど、「結局どのサービスを選べばいいの?」「無料って本当?隠れた費用はない?」と悩んでいませんか?
私はこれまで、Web制作の仕事を通じてBASE・STORES・Shopifyすべてのショップ構築に携わってきました。クライアントさんと一緒に「どのサービスがいいか」を検討し、実際に構築・納品してきた経験から、3つのサービスを徹底比較します。
「できるだけ初期費用を抑えたい」という方も、「少し投資してでもしっかり作りたい」という方も、この記事を読めば自分に合ったサービスが見つかるはずです。
まずは結論:3サービスの初期費用一覧
細かい説明の前に、ざっくりとした比較表をお見せします。
| 項目 | BASE | STORES | Shopify |
|---|---|---|---|
| 初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 月額費用(無料プラン) | 0円 | 0円 | − |
| 月額費用(有料プラン) | 16,580円〜 | 3,300円〜 | 3,650円〜 |
| 販売手数料(無料プラン)※オンライン | 決済3.6%+40円+サービス3% | 5.5%〜 | − |
| 販売手数料(有料プラン) | 決済2.9% 一部決済方法を除く | 3.6%〜 | Basicプラン 3.55%〜 |
| 独自ドメイン | 無料プランでも可 | 有料プランのみ | 可 |
| おすすめの人 | 副業・お試し | 小規模〜中規模 | 本格運営・海外展開 |
BASE:「とりあえず始めてみたい」人の味方

初期費用の実際
BASEでショップを構築する際、クライアントさんには本当に0円でスタートしていただけました。
登録も無料、商品を並べるのも無料。実際にお金が動くのは「商品が売れたとき」だけです。
無料プラン(スタンダードプラン)の場合:
- 初期費用:0円
- 月額費用:0円
- 決済手数料:3.6%+40円
- サービス利用料:3%
- 合計:6.6%+40円/1取引
例えば3,000円の商品が売れた場合、手数料は約240円。手元に残るのは約2,760円です。
制作者から見たBASEの良い点
- 審査なしで即日開設できるので、納品までがスムーズ
- 管理画面がシンプルで、クライアントさんへの引き継ぎがしやすい
- 無料のデザインテンプレートが豊富で、低予算でも見栄えの良いショップが作れる
- 「BASE」内のショッピングモールからの集客の可能性がある
制作者から見たBASEの気になる点
- デザインのカスタマイズに限界がある
- 売上が増えると手数料負担が大きくなる
こんな人におすすめ
- ネットショップが初めてで、まずは試してみたい
- 固定費を払わずに副業として気軽に始めたい
- 簡単にお店を作りたい
STORES:バランス重視の優等生

初期費用の実際
STORESも無料プランがあり、0円でスタートできます。
制作をお手伝いしたクライアントさんの多くは、最初は無料プランで始めて、軌道に乗ってから有料プランへ移行されています。
無料プラン(フリープラン)の場合:
- 初期費用:0円
- 月額費用:0円
- 決済手数料:5.5%
- 合計:5.5%/1取引
有料プラン(スタンダードプラン)の場合:
- 初期費用:0円
- 月額費用:3,300円
- 決済手数料:3.6%
制作者から見たSTORESの良い点
- 予約販売機能が標準装備で、サービス系のショップにも対応できる
- 有料プランの月額費用が比較的安く、クライアントさんに提案しやすい
- 無料のデザインテンプレートが豊富で、低予算でも見栄えの良いショップが作れる
- 決済端末があり、実店舗でも使える
制作者から見たSTORESの気になる点
- 初回契約期間が12か月で、その後は1か月更新となるので、お試しとしては少しハードルが高い
- 細かいカスタマイズをしたい場合は物足りなさがある
こんな人におすすめ
- シンプルな操作性を重視したい
- 予約販売やサービス販売をしたい
- 将来的に実店舗との連携を考えている
Shopify:本気で育てたいならおすすめ

初期費用の実際
Shopifyには無料プランがありません。ただし、3日間の無料トライアルがあり、キャンペーン期間中は最初の3ヶ月間が月額150円になることもあります(時期により異なります)。
Basicプランの場合:
- 初期費用:0円
- 月額費用:3,650円(月払いだと4,850円)
- 決済手数料:3.55%(Shopifyペイメント利用時)
最初の出費はBASEやSTORESよりかさむかもしれませんが、機能拡張でアプリを増やすことで細やかなサービス面の向上が見込めるため、売上規模が大きくなるほど使い勝手が良くなりやすいと言えます。
制作者から見たShopifyの良い点
- デザインの自由度が高く、ブランドの世界観を表現しやすい
- 海外販売(越境EC)に強い
- SEO対策がしやすい設計
- アプリ(拡張機能)が多くあり、機能追加が柔軟
制作者から見たShopifyの気になる点
- アプリを追加するごとに月額課金となるので追加時の精査が必要
- カスタマイズには技術的な知識が必要
こんな人におすすめ
- ブランドイメージを大切にしたい
- 海外への販売も視野に入れている
- 色々な機能を追加できる
見落としがちな「隠れコスト」に注意
3サービスとも「初期費用0円」を謳っていますが、実際に運営を始めると追加でかかる費用があります。クライアントさんにも必ずお伝えしている内容です。
1. 独自ドメイン代
「〇〇.com」のような独自ドメインを使いたい場合、年間1,000〜3,000円程度かかります。
2. 有料テーマ・デザイン費
無料テンプレートでも十分素敵なショップは作れますが、差別化したい場合は有料テーマ(数千円〜数万円程度)を検討することも。
3. 決済手数料以外の費用
Amazon PayやPayPayなど、追加の決済方法を導入すると別途手数料がかかる場合があります。
4. 撮影機材・梱包資材
意外と見落としがちなのがこれ。スマホでも撮影できますが、ライトや背景紙があると商品写真の質が格段に上がります。
制作代行の現場から:迷ったらこう選ぶ
最後に、これまで多くのショップ構築に携わってきた経験から、「こう選べば間違いない」という基準をお伝えします。
月商10万円以下の想定 → BASE
まずはサービス利用料のリスクを抑えて始めたい人におすすめ。売れなくても固定費がかかりにくく、『ネットショップってこういうものか』という感覚をつかむのに最適です。
月商10〜30万円の想定 → STORES
ある程度の売上が見込めて、継続運営する前提ならSTORESのスタンダードプランがコスパ良好。管理画面も使いやすく、運営の負担が少ないです。
月商30万円以上 or ブランド重視 → Shopify
本気で事業として取り組むなら、最初からShopifyという選択もアリ。デザイン性・拡張性ともに高く、レイアウトをこだわれば多少時間はかかりますが、長い目で見れば投資する価値があります。
まとめ
| こんな人に | おすすめサービス |
|---|---|
| 初めてで不安、まずは試したい | BASE |
| シンプルに、でもちゃんと運営したい | STORES |
| ブランドを育てたい、本気でやりたい | Shopify |
どのサービスも「初期費用0円」で始められる時代です。完璧なサービスを探すより、まずは一歩踏み出すことが大切。
合わなければ後から移行することもできます(少し手間はかかりますが)。
ショップ選びで迷ったら、お気軽にご相談ください。あなたの状況に合ったアドバイスをさせていただきます。
